2009年12月28日月曜日

11月の漁獲量(魚海況情報164号)

11月の漁獲量
○ 定置網
 主要10港合計は1,281トンで、平年並み(過去10カ年平均)の漁獲量でした。最も多く漁獲されたのはマアジの425トンで、平年をかなり上回りました。フクラギは151トンで平年をやや上回りました。  ブリは48トンで、11月上旬に宇出津港でまとまった水揚げが見られたことから、平年をかなり上回りました。アオリイカは57トンで平年をやや下回りました。9月の初漁期から低調に推移しており、11月までの累計は、過去10年間では平成15年に次ぐ低い値となりました。

○ 底びき網
 主要10港合計は466トンで、平年並みの漁獲量でした。最も多く漁獲されたのはコウバコガニの161トンで、平年並みでした。ズワイガニは 130トンで平年並みでした。海域別にみると、加賀沖ではコウバコガニが前年の76%、ズワイガニが前年の91%、能登沖ではコウバコガニが前年の121%、ズワイガニが前年の154%で、能登沖で比較的好調となっています。ニギスは39トンで平年をやや下回りました。マダラは38トンで平年をかなり上回りました。
○ まき網
 主要10港合計は875トンで、平年をやや下回る漁獲量でした。最も多く漁獲されたのはガンドの462トンで、平年をかなり上回りました。ブリは182トンで、11月下旬に金沢港・七尾港でまとまった水揚げがみられたことから、平年をかなり上回りました。フクラギは115トン、マアジは79トンで、いずれも平年をかなり下回りました。
○ 刺 網
 主要10港合計は160トンで、平年をやや上回る漁獲量でした。最も多く漁獲されたのはマダラの87トンで、前年をかなり上回りました。ウマヅラハギ(かわはぎ)は19トンで平年をやや下回りました。  ウスメバル(やなぎばちめ)は10トンで平年をかなり上回りました。
○ 釣 り
 釣りの主要10港合計は65トンで、平年並みの漁獲量でした。最も多く漁獲されたのはマダラの40トンで、輪島港主体に平年をやや上回りました。
 小型いか釣り(スルメイカ)の主要10港合計は0.1トンで、平年をかなり下回る漁獲量でした。

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