2010年10月19日火曜日

大型クラゲの出現状況について

1 調査船による沖合分布調査の結果
 調査船白山丸は、10月4日から6日に能登沖から加賀沖にかけて分布量調査(ネットによるクラゲ採集と目視調査)を実施しましたが、大型クラゲは確認されませんでした。
 また、福井県水産試験場の調査船が、10月6日から7日に若狭湾で分布量調査を実施しましたが、この海域でも大型クラゲは確認されませんでした。

2 定置網等への入網状況
 石川県内では、10月12日に西海定置網で1個体(傘径60�)の入網が確認されました。

 県外における確認状況は以下のとおりです。
 ・10月4日、島根県浜田市の定置網で1個体(傘径50�)が入網
 ・10月6日、福井県美浜町の定置網で1個体(傘形70〜80�)が入網
 ・10月12日、福井県福井市の定置網で1個体(傘径90〜100�)、美浜町の定置網で1個体(傘径50�)が入網
 ・10月14日、長崎県対馬市の定置網で2個体(傘径70�)が入網

 石川県沿岸で大型クラゲが今年初めて確認されましたが、大量出現した年と比べると日本海西部海域の出現量はかなり少ない状況です。また、石川県沖合で実施した調査船による分布量調査でも大型クラゲは確認されていないことから、今後も大量出現する可能性は低いと考えられます。

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