10月に入り石川県沿岸の海水温は低下傾向が続き、これからの時期は南の海を主な生息域とする珍しい魚種をみかけることが多くなります。
先日、県漁協能都支所(宇出津港)に、めずらしいサワラが水揚げされていました。体型はサワラとほぼ同じにみえますが、体側に横縞模様がはっきりと確認できました。これは、サワラの仲間でヨコシマサワラという魚です。側線が第2背びれの後ろで急に下へ曲がっていることもサワラと見分ける特徴の一つです。
サワラよりも南方系の魚で、主にインド洋・西太平洋の温帯から熱帯域に分布しており、石川県ではまれに水揚げされます。肉は白くて脂肪が多く美味のようです。
その他、石川県沿岸でみられるサワラの仲間といえば、カマスサワラがあります。本県では「てっぽう」または「てっぽうさわら」と呼ばれています。本種も南方系の魚で、世界中の温・熱帯地域に分布しています。肉質は、サワラ・ヨコシマサワラに劣ります。 (海洋資源部 奥野充一)
とても魅力的な記事でした!!
返信削除また遊びに来ます!!
ありがとうございます。
ご覧いただきありがとうございます。
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