11月4日に県漁協加賀支所(橋立港)から、定置網でめずらしい魚が水揚げされたとの連絡が入りました。写真で確認したところ、ウメイロという魚だと思われ、水産総合センターの記録では今回が県内初確認の魚です。
ウメイロは、熱帯や亜熱帯の海が主な生息域で、日本では伊豆諸島や鹿児島県以南の岩礁地帯などで見られます。
体色は青色で、背中から尾びれにかけて鮮やかな黄色に染まっているのが特徴で、ウメイロという変わった名前の由来は、この黄色が熟した梅の実の色に似ているためとされています。体長は40cmほどになります。
刺身にすると身色が美しく、味も白身でクセがないため焼き魚や煮付、ムニエルなど、どのような調理法でも美味しく食べられます。
(海洋資源部 奥野充一)
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