2012年9月26日水曜日

平成24年度大型クラゲ情報 第4号

 漁業情報サービスセンターが9月19日現在で集計した、最近2週間の1日あたりの入網、目視数の分布を下図に示しました。
 対馬海峡から能登半島にかけての広い範囲で入網が継続しています。9月中旬には能登半島の北東沖にまで分布域が拡大しました。入網は沖合漁場が主体で、入網数は、中西部日本海の底びき網や本県沖合の底びき網で数個~最大約20個体となっています。若狭湾では定置網への入網がみられていますが、本県沿岸では、この期間に定置網への入網はみられませんでした。

 9月19日に独立行政法人水産総合研究センターがとりまとめた大型クラゲの出現と予測に関する情報は以下のとおりです。

・黄海には依然として多くの大型クラゲが分布している模様ですが、対馬海峡での出現量は少なく、隠岐~能登沖で行ったトロール調査の結果でも、大型クラゲはほとんど採集されませんでした。
・海況予測モデルを使った移動予測では、黄海に分布している大型クラゲは、9月下旬以降も、引き続き黄海内部に滞留する可能性が示されました。

※今年の出現パターンは、出現時期が遅れた2007年に似ており、現在の出現量は少ないものの、今後沖合でまとまって出現する可能性があります。引き続き大型クラゲの動向にご注意ください。

 皆さまから寄せられた入網情報は、漁業情報サービスセンターで他県の情報と併せて集約されています。この結果は、携帯用ホームページで閲覧できますので、ご利用ください。  http://www.jafic.or.jp/kurage/index.html



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