2013年6月28日金曜日

沿岸・港内の海水温 (期間:6月21日~25日)

沿岸観測ブイの水温
 今期の水温は21.6~22.3℃で、6月中旬から約1.8℃上昇しました。前年同時期との温度差は+1.9~+2.4℃、過去3年平均との温度差は+1.7~+2.2℃でした。

港内の水温
 今期の水温は21.7~24.6℃で、前年同時期との温度差は+1.6~+3.1℃、過去3年平均との差は+0.7~+2.5℃でした。七尾市石崎港の水温は6月18日から19日の大雨で約3℃低下しましたが、22日以降、再び上昇傾向となっています。

 

石川県周辺海域の海面水温 (日付:6月25日)

 本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は21.5~22.5℃程度であり、過去5年平均との差は+1.5~+2.5℃で、高めに推移しています。気象庁の資料によると、日本海全域で海面水温は高めとなっており、過去30年平均との差は6月25日時点で+1.0~+4.0℃となっています。

石川県主要港の水揚状況 (期間:6月11日~20日)

定置網
 マアジは宇出津港・七尾地区を中心に112トン水揚げされました。4月上旬から6月中旬の累計は720トンで、前年(929トン)を下回り、過去5年平均(711トン)並みで推移しています。トビウオは富来港・輪島港を中心に61トン水揚げされました。5月上旬から6月中旬の累計は116トンで、前年(190トン)を下回り、過去5年平均(110トン)並みとなっています。ブリ・カタクチイワシ・スルメイカ・サワラ・サゴシ・マイワシは前年を上回り、クロマグロは前年を下回りました。

まき網
 マイワシの水揚量は426トンで、前年並みでした。カタクチイワシ・ブリ・フクラギは前年を上回り、ウルメイワシは前年を下回りました。

底びき網・ごち網
 ニギス・ハタハタは前年を上回り、アマエビ・アカガレイは前年並みでした。

その他(刺し網・釣り・採介藻など)
 ベニズワイガニは前年並み、サザエ・ヤナギバチメ・マダイ・ブリ・ガンドは前年を上回りました。

小型いか釣り
 スルメイカは輪島港・蛸島港を中心に545トンの水揚げがありました。水揚量は6月上旬に減少しましたが、6月中旬に再び増加しました。5月1日から6月25日の累計は2,439トンで、前年(1,850トン)・過去5年平均(1,919トン)を上回っています。


2013年6月20日木曜日

沿岸・港内の海水温 (期間:6月13日~17日)

沿岸観測ブイの水温
 今期の水温は19.1~20.5℃で、6月上旬から約1.1℃上昇しました。前年同時期との温度差は-0.3~+0.7℃、過去3年平均との温度差は+0.5~+1.1℃でした。

港内の水温
 今期の水温は20.9~26.0℃で、前年同時期との温度差は+0.7~+2.3℃、過去3年平均との差は+1.1~+2.8℃でした。七尾市石崎港では、6月13日に25℃以上に達し、過去3年平均比べて約20日早いペースで水温が上昇しています。

 
 

石川県周辺海域の海面水温 (日付:6月17日)

 本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は19.5~21.0℃程度であり、過去5年平均との差は+1.0~+1.5℃でした。一方、能登半島北沖の冷水域の水温は17.0~19.5℃程度、過去5年平均との差は-1.0~0.0℃となっており、冷水域の張り出しはしだいに弱くなっています。



石川県主要港の水揚状況 (期間:6月1日~10日)

定置網
 マイワシの水揚量は38トンで、5月下旬の384トンから大きく減少しました。ブリは富来港で75トン水揚げされました。4月上旬から6月上旬の累計は414トンで、前年(81トン)・過去5年平均(143トン)を大きく上回って推移しています。クロマグロは宇出津港・七尾地区で5.3トン水揚げされましたが、前年・過去5年平均を下回って推移しています。マアジ・スルメイカ・サワラ・サゴシ・カタクチイワシは前年を上回り、トビウオ・フクラギは前年を下回りました。

まき網
 マイワシ・ウルメイワシ・カタクチイワシは富来港で前年を上回る水揚げがありました。

底びき網・ごち網
 アマエビは前年をやや下回る程度でしたが、ニギス・アカガレイ・ハタハタは前年を下回りました。

その他(刺し網・釣り・採介藻など)
 ブリ・サザエ・ガンドは前年を上回り、ベニズワイガニ・カワハギなどは前年を下回りました。

小型いか釣り
 スルメイカは門前港・蛸島港を中心に330トン水揚げされました。5月1日から6月15日までの累計は1,773トンで、前年・過去5年平均を上回っています。今年は水揚げのピークが前年・過去5年平均よりも早く、6月に入って水揚げは減少傾向に転じています。 


2013年6月11日火曜日

沿岸・港内の海水温 (期間:6月2日~6日)

沿岸の海面水温
 6月5日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は18~19℃台で、過去5年平均に比べて1~2℃高めとなっています。今月に入って能登半島北沖の冷水の張り出しは急速に弱まっています。

沿岸観測ブイの水温
 今期の水温は18.1~18.9℃で、5月下旬から約1.9℃上昇しました。前年同時期との温度差は+0.7℃~+1.5℃、過去3年平均との温度差は+1.5~+2.7℃でした。
港内の水温
 今期の水温は19.0~20.0℃で、前年同時期との温度差は+0.8℃でした。





小型いか釣りのスルメイカ水揚状況 (期間:5月1日~6月5日)

 5月1日から6月5日の県内水揚量は1,465トンであり、昨年同時期(1,177トン)および過去5年平均(1,021トン)を上回っています。銘柄(1箱当たりの入り尾数)組成をみると、今年は昨年および過去5年平均に比べて、20尾入り・25尾入りが多く、40尾以上入りが少なくなっており、魚体はやや大きめです。今月に入って本州沿岸の海面水温は急速に上昇しており、佐渡島~青森県沿岸でも操業が始まっています。今後、水温上昇とともにスルメイカは北上し、これにより本県の水揚げは減少傾向になると見込まれます。

石川県主要港の水揚状況 (期間:5月21日~31日)

定置網
 マイワシは七尾地区を中心に引き続き好調であり、1月上旬から5月下旬の累計は4,921トンに達しています。マダイの4月上旬から5月下旬の累計は97トンで、前年を上回って推移しています。フグ類(ゴマフグ主体)は、5月以降増加傾向にありますが、前年を下回っています。マアジ・ブリ・マサバは前年を上回り、トビウオは前年をやや下回りました。

まき網
 マイワシは富来港で898トンの水揚げがありました。1月上旬から5月下旬の累計は4,798トンに達しており、前年(3トン)・過去5年平均(46トン)を大きく上回っています。マアジ・ウルメイワシは前年を下回りました。
底びき網・ごち網
 アマエビは3月以降、増加傾向にあり、前年・過去5年平均並みで推移しています。ニギス・アカガレイ・ハタハタ・ホッケは前年を下回りました。
その他(刺し網・釣り・採介藻など)
 ブリ・サザエは前年を上回り、ベニズワイガニ・ガンドは前年並みでした。ヤナギバチメの3月上旬から5月下旬の累計は76トンで、前年(99トン)・過去5年平均(97トン)を下回りました。