2014年6月30日月曜日

ホシセミホウボウが獲れました!


6月25日に能登町の定置網で奇妙な姿の魚が漁獲されました。翼のように大きな胸鰭、尖った鱗で覆われた体、棘のあるヘルメットをかぶったような固く鋭い頭、アンテナのように長い背鰭棘、飛行機を連想させる姿です。この魚はセミホウボウ科のホシセミホウボウです。南日本・東シナ海・南アフリカの大陸棚の砂泥底に生息し、主に甲殻類を餌としています。日本海でも稀に採捕されることがあり、山口県や新潟県でも採捕された記録があります。石川県では、2000年11月21日(能都町市場)、2002年10月4日(能登町赤崎沖)にそれぞれ1個体採捕されています(のと海洋ふれあいセンター標本記録より)。南方系の魚であり、日本海に迷い込んだものが稀に漁獲されるものと考えられます。
 

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