独立行政法人水産総合研究センターが7月3日に発表した大型クラゲに関する情報は次のとおりです。
日本海 7月3日現在、対馬海峡を含む日本沿岸での出現は確認されていません。
東シナ海 水産総合研究センターの調査船陽光丸は6月22~25日に東シナ海で目視調査を行い、東シナ海西部(上海沖)で大型クラゲの分布を確認しました。東シナ海西部の分布密度は0.05個体/100m2であり、前年同時期(0.33個体/100m2)を下回りました。
黄海 広島大学は6月21~25日に下関・青島間の国際フェリーで目視調査を行い、青島沖で少数の大型クラゲを視認しました。黄海全域の分布密度は0.0005個体/100m2であり、前年同時期(0.0002個体/100m2)と同程度でした。大型クラゲが大量発生した2009年の分布密度(0.71個体/100m2)を大きく下回っています。
以上の結果から、大型クラゲの分布水準は前年同時期を下回っていると判断されます。水産総合センターでは今後も大型クラゲの出現情報を収集・提供してまいります。大型クラゲの目視情報がありましたら、水産総合センターまでお知らせください。
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