独立行政法人水産総合研究センターおよび一般社団法人漁業情報サービスセンターが収集した7月中旬から8月上旬の大型クラゲの出現状況は以下のとおりです。
漁船による確認情報 7月12日から16日に東シナ海で底びき網漁船により合計39個体(傘径:30~50cm)が目視されました。今期初めての漁船による確認情報です。8月6日には対馬沿岸(美津島町大船越)の定置網に傘径40cmの大型クラゲ1個体が入網しました。今期初めての定置網への入網です。
調査船等による確認情報 7月19日から29日に黄海および対馬海峡で国際フェリーによる目視調査が行われました。大型クラゲの分布密度は、黄海全域では0.0005個体/100m2、対馬海峡では0個体/100m2であり、前年同時期を下回りました。7月下旬に長崎県から山陰の沿岸で行われた調査船による目視・採捕調査では、大型クラゲの分布は確認されていません。
以上の結果から、大型クラゲの分布水準は前年同時期を下回っていると判断されます。石川県沿岸では、例年、8月下旬頃から大型クラゲが確認されるようになります。大型クラゲの目視情報がありましたら、水産総合センターまでお知らせください。
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