調査船白山丸は9月9~10日に金沢沖の水深400~500mの海域でアマエビ(ホッコクアカエビ)の分布量調査を行いました。本調査は2008年から実施しており、縦150cm×横220cmの金属枠に長さ10m・網目16節の袋網を付けた漁具を30分間曳網し、稚エビの分布を調べています。
2013年1月に頭胸甲長17mm付近にみられた2010年生まれの群れは順調に成長し、今回の調査では漁獲対象サイズである同20mm以上になったことが確認されました。
2013年1月に頭胸甲長14mm付近にみられた2011年生まれの群れも順調に成長し、今回の調査では同19mm前後に成長したことが確認されました。この群れは来年には漁獲対象サイズになるものと考えられます。
2010年生まれの群れは2006年以降に生まれた群れの中で発生量が最も多く、2011年生まれの発生量もかなり多いと考えられます。2010年生まれは既に漁獲対象となっており、底びき網漁船の漁獲量に増加の兆しが見え始めています。来年には2011年生まれも漁獲対象に加わることから、今後、アマエビの漁獲量は増加するものと見込まれます。
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