調査船白山丸は9月23日から29日に大和堆付近から津軽海峡西沖の海域でイカ釣り操業を行いました。スルメイカの分布密度の指標であるCPUE(釣機1台1時間当たりの漁獲尾数)は、27.6~157.3尾と高く、スルメイカが高密度に分布していることが確認されました。本調査の平均CPUEは73.4尾であり、前年の同時期平均(38.3尾)および過去5年間の同時期平均(42.5尾)を上回りました。定点調査でないため厳密には比較できませんが、今期の大和堆付近から津軽海峡西沖におけるスルメイカの分布量は前年および過去5年平均を上回っているものと判断できます。本調査で漁獲したスルメイカの外套長(魚体サイズの指標)の平均値は24.2cmであり、前年(23.6cm)および過去5年平均(23.7cm)に比べて魚体はやや大きめでした。
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