2015年1月13日火曜日

スルメイカ稚仔調査の結果 (期間:2014年10月)

日本海に分布するスルメイカの多くは秋に生まれ、翌年の春以降に漁獲されます。独立行政法人水産総合研究センター日本海区水産研究所は、孵化直後のスルメイカ稚仔(外套長1~3mm程度)の分布状況を調べるため、毎年秋に山陰から九州北西部の沿岸でプランクトンネットによる採集調査を行っており、昨年10月には合計72点で調査が行われました。

昨年10月の調査点当たりの稚仔採集個体数は1.49尾であり、前年(0.86尾)および過去5年平均(0.99尾)を上回りました。採集個体数は、近年増加傾向にあるものの、資源量の多かった2000年代前半より低い水準に留まっていることから、今後も資源動向に注意する必要があります。

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