調査船白山丸は8月18日から23日に日本海中央部(能登半島北方沖合~大和堆周辺海域)でイカ釣り操業を行いました。スルメイカの分布密度の指標であるCPUE(釣機1台1時間当たりの漁獲尾数)は大和堆周辺海域で14.9~30.5尾と比較的高く、この海域にスルメイカがやや多く分布していました。全調査点の平均CPUEは17.4尾であり、前年同時期平均(14.4尾)をやや上回り、過去5年同時期平均(36.3尾)を下回りました。定点調査ではないため厳密に比較できませんが、今年8月の日本海中央部のスルメイカの分布量は過去5年平均を下回っていると考えられます。本調査で漁獲したスルメイカの外套長(魚体サイズの指標)の平均値は21.7cmであり、魚体は前年(22.3cm)および過去5年平均(22.4cm)より小さめでした。
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