石川県沿岸の定置網では9月に入ってカマス(アカカマス)の水揚げが徐々に増えています。石川県内の定置網による9月の水揚量は49.7トンであり、前年(44.0トン)および過去5年平均(50.6トン)並みで推移しています。
秋期の沿岸水温が高いほど、そして初漁期の水揚量が多いほど、10~12月の水揚量は多くなる傾向がみられます。これらの関係に基づき、9月の水揚量および調査船白山丸が毎年8・10月に行っている海洋観測の水温データから、定置網による10~12月の水揚量を予測する計算式が得られました。今年の予測値は168.7トンであり、前年(245.1トン)および過去5年平均(229.1トン)を下回ると予想されます。
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