調査船白山丸は8月2日から9日に日本海中央部(大和堆周辺とその東側海域)でイカ釣り操業を行いました。スルメイカの分布密度の指標であるCPUE(釣機1台1時間当たりの漁獲尾数)は東経135度40分以西では32.5~73.8尾と高く、それより東側では6.1~19.2尾と低く、大和堆周辺海域にスルメイカが多く分布していました。全調査点の平均CPUEは31.6尾であり、前年同月平均(17.4尾)を上回り、過去5年同月平均(36.3尾)をやや下回りました。定点調査ではないため厳密には比較できませんが、今年8月の日本海中央部のスルメイカの分布量は昨年を上回り、過去5年平均を下回っていると考えられます。本調査で漁獲したスルメイカの外套長(魚体サイズの指標)の平均値は21.5cmであり、魚体は前年(21.7cm)と同程度で、過去5年平均(22.3cm)より小さめでした。
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