調査船白山丸は1月17~20日に金沢沖の水深375~450mの海域でアマエビ(ホッコクアカエビ)の分布量調査を行いました。本調査は2008年から実施しており、縦150cm×横220cmの金属枠に長さ10m・目合16節の袋網を付けた漁具を30分間曳網し、若齢エビの分布を調べています。
■ 2015年生まれである2歳エビは、1回の曳網当たり62尾採集されました。
■ 2014年生まれである頭胸甲長18mm前後の3歳エビは、1回の曳網当たり260尾採集され、2010年生まれ、2011年生まれに次いで、調査開始以降3番目に多く採集されました。アマエビの県内漁獲量は2012年以降増加し、現在高水準で推移していますが、特に2014・2015年の大幅な増加は2010年生まれ・2011年生まれが本格的に漁獲され始めたためと思われます。2016年の県内水揚量は904トンで、過去20年間で最も多かった2015年に次ぐ2番目の多さでした。2014年生まれが本格的に漁獲対象となる2018年以降も好漁が見込まれ、現在の高い漁獲量が長期間維持されることが期待できます。
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