■ 今期のフクラギ漁(2016年10月~2017年3月、定置網)は、11月に平年(過去10年平均)を上回り好漁であったことを除けば、全般的に平年を下回る低調な漁模様となりました。今期の合計水揚量(速報値)は480トンで、平年(571トン)をやや下回りました。漁海況情報363号では、今期の水揚量は平年並みと予測しましたが、予想を下回る結果となりました。越冬期(12~3月)の水温が高めであったため、本県周辺より北方の沖合海域で越冬したことが原因と考えられます。
■ 今期の寒ブリ漁(2016年11月~2017年3月、定置網)は、11月中旬から本格的に始まりました。11~12月は好調に推移し、平年を上回りましたが、1月以降は低調となりました。今期の合計水揚量(速報値)は475トン(約64,000尾)で、平年(612トン)をやや下回る予想どおりの結果となりました。魚体サイズは、大ブリ(7kg以上)と中ブリ(7㎏未満)が概ね半々であり、近年としては大ブリの割合がやや少なめでした。
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