2017年5月31日水曜日

小型いか釣りのスルメイカ水揚状況 (期間:5月1日~28日)

小型いか釣り漁船によるスルメイカの水揚げは中盤にさしかかっています。漁期開始の5月前半は満月の時期に重なったため出漁が少なく、水揚げは低調でした。しかし、5月後半から出漁隻数が増加し、水揚げも大きく増加しています。

5月1日から28日の県内水揚量は766トンであり、不漁であった前年(560トン)を上回り、過去5年平均(913トン)を下回っています。銘柄別の箱数割合をみると、30尾入りと40尾以上入りが大部分を占めており、前年および過去5年平均に比べて魚体は小さめです。5月28日現在、日本海沿岸における漁場の主体は石川県の西海・門前沖であり、佐渡以北には漁場はまだ形成されていない模様です。

今年5月から7月の日本海沿岸へのスルメイカの来遊量は不漁であった前年並みになると予想されています(漁海況情報377号)。しかし、今年は魚体が小さいにもかかわらず、前年を上回る水揚量となっていることから、来遊尾数は比較的多いと考えられ、今後の水揚げが期待されます。

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