スルメイカの資源状況を調べるため、現在、日本海側道県研究機関と国立研究開発法人水産研究・教育機構の試験船が共同してスルメイカ漁場一斉調査を行っています。石川県水産総合センターの調査船白山丸は6月19日から26日に能登半島沖~大和堆周辺海域の定点でイカ釣り調査を行いました。スルメイカの分布密度の指標であるCPUE(釣機1台1時間当たりの漁獲尾数)は10.5~57.7尾であり、能登半島近海にスルメイカが多く分布し、大和堆周辺海域では分布密度はやや低めでした。全調査点の平均CPUEは25.3尾であり、前年(18.5尾)を上回り、過去5年平均(25.9尾)並みでした。本調査で漁獲したスルメイカの外套長(魚体サイズの指標)の平均値は19.5cmであり、魚体は前年(20.5cm)および過去5年平均(21.0cm)に比べて小さめでした。なお、7月下旬に水産研究教育機構から漁場一斉調査の全体結果と8~12月の漁況の見通しをまとめた「日本海スルメイカ長期予報」が公表されます。本情報でもその概要をお知らせする予定です。
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