2017年12月28日木曜日

石川県周辺海域の海面水温 (期間:12月22日~26日)

沿岸の海面水温 12月26日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は13~15℃台であり、過去5年平均との差は-1.0~±0.0℃程度でした。
沿岸観測ブイの水温 今期の水温は14.3~15.5℃で、12月中旬から約0.7℃低下しました。前年同時期との差は-0.8~-0.2℃、過去3年平均との差は-0.8~-0.4℃でした。
港内の水温 今期の水温は12.0~13.2℃で、前年同時期との差は-1.9~-0.8℃、過去3年平均との差は-1.8~-0.7℃でした。

石川県主要港の水揚状況 (期間:12月1日~15日)

定置網 マアジは前年並み、サバ・ソウダガツオは前年を下回りました。ブリは宇出津・七尾を中心に45トン水揚げされました。11月前半から12月前半までの累計は104トンで、前年(219トン)および過去5年平均(157トン)を下回りました。フクラギ・コゾクラは宇出津・七尾を中心に114トン水揚げされました。10月前半から12月前半までの累計は360トンで、前年(401トン)および過去5年平均(381トン)並みでした。サワラ・サゴシは187トン水揚げされました。8月前半から12月前半までの累計は588トンで、前年(1,294トン)を下回り過去5年平均(695トン)並みでした。
まき網 ブリは前年並みでした。
底びき網・ごち網 ニギスは前年を上回り、マダラ・アマエビ・アカガレイは前年並みでした。ズワイガニは26トン、コウバコは16トン水揚げされました。11月前半から12月前半までの累計はズワイガニが102トン、コウバコが98トンで、ズワイガニは前年(106トン)および過去5年平均(118トン)並みで、コウバコは前年(123トン)および過去5年平均(151トン)を下回りました。
刺網・釣り・その他 スルメイカは前年を上回り、ベニズワイガニは前年を下回りました。マダラは輪島を中心に42トン水揚げされました。11月前半から12月前半までの累計は146トンで、前年(111トン)を上回り過去5年平均(131トン)並みでした。

2017年12月15日金曜日

石川県周辺海域の海面水温 (期間:12月8日~12日)

沿岸の海面水温 12月12日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は15~16℃台であり、過去5年平均との差は-1.0~±0.0℃程度でした。
沿岸観測ブイの水温 今期の水温は14.9~16.4℃で、11月下旬から約1.2℃低下しました。前年同時期との差は-0.6~+0.4℃、過去3年平均との差は-0.9~-0.2℃でした。
港内の水温 今期の水温は14.3~14.5℃で、前年同時期との差は-1.2~+0.3℃、過去3年平均との差は-1.4~-0.3℃でした。

スルメイカの漁況の見通し (予報期間:来年1月~3月)

■ スルメイカには秋生まれ群と冬生まれ群があり、冬に定置網で漁獲されるスルメイカは主に冬生まれ群です。定置網による水揚量は年変動が大きく、これには海水温が関係しています。過去15年間の1~3月の水揚量と1月の50m深水温の関係を調べたところ、能登半島北沖と秋田県西沖の平均水温が低いほど、水揚量が多い傾向がみられました。
■ 拡張版日本海海況予測システムでは、来年1月の能登・秋田県沖の50m深平均水温は9.3℃と予測されています。この値を水温と水揚量の関係式に当てはめると、来年1~3月の水揚量は678トンと見積もられました。冬生まれ群の資源量は低位水準で減少傾向にあるため下振れする可能性はありますが、今期の定置網による水揚量は2017年(152トン)および過去5年平均(485トン)を上回ると予想されます。

石川県主要港の水揚状況 (期間:11月16日~30日)

定置網 マアジ・フクラギ・コゾクラ・サワラ・サゴシ・サバは前年を下回りました。ブリは36トン水揚げされました。11月前半から11月後半までの累計は59トンで、前年(138トン)を下回り、過去5年平均(69トン)並みでした。アオリイカは28トン水揚げされました。9月前半から11月後半までの累計は135トンで、前年(112トン)および過去5年平均(113トン)並みでした。
まき網 サバは前年を上回り、ブリ・フクラギ・コゾクラは前年を下回りました。
底びき網・ごち網 ニギスは前年を上回り、ズワイガニは前年並み、コウバコ・アカガレイは前年を下回りました。
刺網・釣り・その他 マダラは前年を上回り、ベニズワイガニは前年並みでした。