2018年1月15日月曜日

スルメイカ稚仔調査の結果 (期間:2017年10月~11月)

■ 日本海に分布するスルメイカの多くは秋に生まれ、翌年の春以降に漁獲されます。水産研究教育機構・日本海区水産研究所は孵化直後のスルメイカ稚仔(外套長1~3mm程度)の分布状況を調べるため、毎年秋に山陰から九州北西部の沿岸でプランクトンネットによる採集調査を行っており、昨年10月から11月には合計68点で調査が行われました。
■ 調査点当たりの稚仔採集個体数は0.12尾と前年(0.13尾)並みに少なく、過去5年平均(0.84尾)を大きく下回りました。採集個体数は1989年以降で最も少なく、資源が少なかった1980年代の水準にまで低下していることから、今年春以降の漁への影響が懸念されます。

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