2018年2月28日水曜日

調査船白山丸のアマエビ調査結果 (期間:1月13日~18日)

調査船白山丸は1月13~18日に金沢沖の水深375~500mの海域でアマエビ(標準和名:ホッコクアカエビ)の分布量調査を行いました。この調査は冬期と夏期の年2回実施しており、金属枠に袋網をつけた漁具を30分間曳網し、稚エビの分布を調べています。

アマエビは4歳以降に漁獲サイズとなるため、2~3歳の稚エビの分布量からその後の漁獲動向が予想できます。2012年には2010年生まれの2歳エビが多く分布しており、これらは2014年に漁獲サイズに成長して、漁獲量の増加をもたらしました。今回の調査では2016年生まれの2歳エビの採集尾数は1網あたり57尾、2015年生まれの3歳エビの採集尾数は49尾と分布量が少なかったことから、今後の水揚量が伸び悩む可能性があります。
2017年の県内主要港のアマエビ水揚量は863トンで、2015年以降高水準で推移しています。漁業者の方々においては、引き続き資源の有効利用に努めるようお願いします。

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