調査船白山丸は7月24~26日に金沢沖の水深375~500mの海域でアマエビ(標準和名:ホッコクアカエビ)の分布量調査を行いました。この調査は冬期と夏期の年2回実施しており、金属枠に袋網をつけた漁具を30分間曳網し、今後漁獲対象になる小型エビ(若齢エビ)の分布量を調べています。
1歳エビ(2017年生まれ)は1回曳網当たり135尾採集されました。
2歳エビ(2016年生まれ)は卓越年級群であった2010年生まれや2014生まれよりは少ないですが、1回曳網当たり335尾採集され、2歳エビとしては調査開始以降3番目に多く採集されました。
今年のアマエビの県内漁獲量は、豊漁であった2015年よりは減少したものの、高水準を維持しています。近年の漁獲を支えてきた2010年生まれに加えて、今年から2014年生まれが本格的に漁獲加入しており、今後も好漁
が続くものと見込まれます。
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