2019年1月30日水曜日

定置網の年間水揚状況のまとめ (期間:2018年1月~12月)

2018年の県内主要港(橋立港・金沢港・富来港・輪島港・蛸島港・鵜飼港・松波港・宇出津港・七尾地区)の定置網による水揚げの概要は以下のとおりです。
水揚重量 2018年の水揚重量は24,443トンであり、前年(8,721トン)の180%、過去10年平均(15,757トン)の155%でした。マアジ・フクラギ・コゾクラ・スルメイカ等が少なかったものの、マイワシの水揚重量が15,
912トンと前年(56トン)および過去10年平均(2,496トン)に比べて特に多く、総水揚重量は1995年以降最高となりました。
水揚金額 2018年の水揚金額は39.1億円であり、前年(30.7億円)の127%、過去10年平均(40.2億円)の97%でした。総水揚重量は大幅に増加したものの、マイワシの単価が低下したため、総水揚金額の増加は前年の3割程度にとどまりました。
産地価格 水揚金額の多い上位40魚種について、1995年を100とする産地価格指数を計算したところ、2018年の指数は71.4で、前年(67.7)および過去10年平均(64.9)を上回りました。サワラ・サゴシ・サバなどの単価が低下したものの、水揚重量の多いブリ・マアジなどの単価が上昇したことが、価格指数の上昇に影響しました。産地価格指数は2015年から3年続けての上昇となりました。

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