調査船白山丸は1月19日~26日に金沢沖の水深375~500mの海域でアマエビ(標準和名:ホッコクアカエビ)の分布量調査を行いました。この調査は冬期と夏期の年2回実施しており、金属枠に袋網をつけた漁具を30分間曳網し、今後漁獲対象になる小型エビ(若齢エビ)の資源量を調べています。
2歳エビ(2017年生まれ)は2018年の夏期調査に引き続き多く採集されており、1回曳網当たり121尾採集されました。今回は荒天の合間をぬっての調査となったため、全体的に採集尾数は少なくなりましたが、それでも2歳エビは3歳、4歳エビより多く採集され、比較的資源量が多いと考えられます。
昨年のアマエビの県内漁獲量は、豊漁であった2015年よりは減少したものの、高水準を維持しています。近年の漁獲を支えてきた2010年生まれと2011年生まれに代わり、昨年から2014年生まれが本格的に漁獲加入しており、今後も好漁が続くものと見込まれます。
0 件のコメント:
コメントを投稿