5月10日に能登町の定置網から水産総合センターに最近話題になっているリュウグウノツカイに似た魚が獲れたとの報告がありました。そこで、水産総合センターで詳しく調べてみると残念ながらリュウグウノツカイの仲間であるサケガシラ属の幼魚だとわかりました。日本周辺のサケガシラ属にはサケガシラとテンガイハタの2種が存在しますが、幼魚は外見での判別が難しいため、今回はサケガシラ属の1種としました。
サケガシラ属の仲間とリュウグウノツカイはよく似ていますが、成魚で比べるとリュウグウノツカイは腹びれや頭近くの背びれが大きいことや成魚の大きさが最大で11mと大きくなることなどで容易に見分けられます。しかし、サケガシラ属の仲間の幼魚も背びれや腹びれが大きく、リュウグウノツカイと似た形をしています。そのため、リュウグウノツカイでは?と思われたのかもしれません。(川畑 達)
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