小型いか釣り漁船によるスルメイカの水揚げは終わりをむかえています。5~7月の県内水揚量は2,854トンで、前年(1,290トン)および過去5年平均(1,689トン)を上回りました。漁海況情報425号では、5~7月の水揚量は前年および過去5年平均をやや上回ると予想しており、概ね予想どおりの結果になりました。
銘柄別の箱数をみると、20尾入りと25尾入りの割合は35%で、過去5年平均(39%)と同程度でした。魚体サイズは漁期前半には小さかったものの漁期後半の水揚げが多かったこともあり、期間全体では過去5年平均並みになりました。
延べ入港隻数を集計したところ、5~7月の入港隻数は5,935隻であり、前年(3,067隻)および過去5年平均(3,727隻)を上回りました。例年、6月下旬以降、漁場が新潟県以北に移り、本県沿岸で操業する漁船が少なくなりますが、今年は漁場の北上が遅く、7月になっても県沿岸での操業が活発でした。このため、延べ入港隻数が大幅に増え、期間全体の水揚量を押し上げました。
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