2020年1月31日金曜日

定置網の年間水揚状況のまとめ (期間:2019年1月~12月)



2019年の県内主要港(橋立港・金沢港・富来港・輪島港・蛸島港・鵜飼港・松波港・宇出津港・七尾地区)の定置網による水揚げの概要は以下のとおりです。

水揚重量 2019年の水揚重量は15,308トンであり、前年(24,443トン)の63%、過去10年平均(16,794トン)の91%でした。過去10年平均と比べてブリ・マイワシなどが多く、マアジ・スルメイカ・フクラギ・コゾクラなどが少なめでした。マイワシの水揚重量が過去10年平均より多かったものの前年から大きく減少したため、全体の水揚量も減少しました。

水揚金額 2019年の水揚金額は32.7億円であり、前年(39.1億円)の84%、過去10年平均(39.8億円)の82%でした。マアジなど多くの主要魚種の水揚量が少なかったため、過去10年平均を下回りました。

産地価格 水揚金額の多い上位40魚種について、1995年を100とする産地価格指数を計算したところ、2019年の指数は67.8で、前年(70.6)を下回り、過去10年平均(64.3)を上回りました。サワラ・サゴシ・マイワシなどの単価が上昇したものの、水揚重量の多いブリ・マアジなど多くの主要魚種で単価が低下したことが、価格指数の低下に影響しました。

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