■ 水産研究教育機構、並びに漁業情報サービスセンターが9月8日までに発表した大型クラゲに関する情報は以下のとおりです。
日本海
日本海側では長崎県から北海道(渡島半島)、太平洋側では青森県から宮城県の広い範囲で大型クラゲの入網が確認されています。1日当たりの入網個体数は、ほとんどの場合、数個体から数十個体程度ですが、島根県(隠岐諸島)の定置網では、8月15日以降、多い日で100~300個体(傘径50~180cm)の入網が確認されています。石川県では、定置網と底曳網で大型クラゲが確認されていますが、1日当たり入網個体数は数個体から40個体にとどまっています。
対馬海峡
水産研究教育機構が8月31日~9月1日に行った博多・対馬間フェリーによる目視調査で確認された大型クラゲは1個体であり、対馬海峡東水道(博多・対馬間)では大型クラゲの出現はほぼ収束しています。一方、対馬海峡西水道(対馬・韓国間)の韓国沿岸では近年最大級の出現が報告されており、大量の大型クラゲが日本海に流入していると考えられます。予測計算によると、それらの多くは日本海沖合を通過し、日本沿岸に接近するものは少ないと見込まれています。ただし、今後の流況変化によっては、沿岸に接近する可能性もあり、今後の動向に注意が必要です。
■ 水産総合センターでは、大型クラゲの出現情報を収集しています。県内で大型クラゲを見つけたと
きは当センターにお知らせください。
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