■ 調査船白山丸は1月16~18日に金沢沖の水深375~500mの海域でアマエビ(標準和名:ホッコク
アカエビ)の分布量調査を行いました。この調
査は冬期と夏期の年2回実施しており、金属枠
に袋網をつけた漁具を30分間曳網し、今後漁
獲対象になる小型エビ(若齢エビ)の資源量を
調べています。
■ 2歳エビ(2019年生まれ)は1曳網当たり
190尾採集されました。この採集尾数は資源量
が多かった2010年生まれには及ばないもの
の、近年の豊漁を支えている2014年生まれ並
みであり、2019年生まれは卓越年級群である
可能性が高いと考えられます。
■2020年のアマエビの県内漁獲量は743トン
で、2015年から2019年までの好漁よりも減少
しましたが、長期的に見れば比較的高い水準を
維持しています。近年の好漁は卓越年級群であ
る2014年生まれに支えられており、今後も継続
すると考えられます。
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