小型いか釣り漁船によるスルメイカの水揚げは中盤に入っています。5月1日から6月6日の県内水揚量は301トンであり、前年(1,340トン)および過去5年平均(924トン)を下回って推移しています。
銘柄(1箱当たりの入り尾数)別の箱数割合をみると、今年は20尾入りと25尾入りの割合が28%で、魚体の大きさは前年および過去5年平均並みとなっています。
5月の延べ入港隻数を集計したところ、今年の入港隻数は964隻であり、前年(1,394隻)および過去5年平均(1,576隻)を下回っています。5月の入港1隻当たりの水揚量を求めたところ、今年は225kgで、前年(488kg)および過去5年平均(401kg)を下回っています。従って、今年の県沿岸へのスルメイカの来遊量は前年および過去5年平均を下回っていると考えられます。6月6日現在、漁場は富来・門前沖にあり、輪島沖や佐渡以北ではまだ本格的な漁場は形成されていない模様です。
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