■ 調査船白山丸は8月24日~26日に金沢沖の水深375~500mの海域でアマエビ(標準和名:ホッコクアカエビ)の分布量調査を行いました。この調査は冬期と夏期の年2回実施しており、金属枠に袋網をつけた漁具を30分間曳網し、今後漁獲対象になる小型エビ(若齢エビ)の資源量を調べています。
■ 来年以降に漁獲対象となる2018年生まれの3歳エビは1曳網当たり117尾採集されました。この3歳エビの採集尾数は卓越年級群と考えられる2014年生まれほど多くはないものの、前年の夏期調査から連続して比較的多いことから、今後も良好な漁獲加入が続くものと考えられます。
■ 今年(1月~7月)のアマエビの県内水揚量は513トンであり、前年(526トン)と同程度でした。1回出漁当たりの水揚量は好漁であった2015~2019年と同程度であり、アマエビの分布量は高水準を維持していると考えられます。
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