2021年11月2日火曜日

大型クラゲ情報(期間:10月13日~26日)

 ■ 水産研究・教育機構および漁業情報サービスセンターが10月26日までに発表した大型クラゲに関する情報は以下のとおりです。

日本海 兵庫県から北海道の広い範囲で定置網や底びき網に入網しており、1日当たりの入網個体数は数個体から30個体程度です。石川県では、定置網で数個体(傘径50cm以下)、金沢沖から志賀沖の底びき網で数個体から22個体(主に傘径50cm以下)の入網がみられました。広島大学が行った舞鶴・小樽間フェリーによる目視調査では、10月15日に21個体が確認されています。

太平洋 宮城県から青森県の定置網に入網しています。多くの場合、1日当たりの入網個体数は数個体から15個体(傘径40~100cm以上)程度ですが、青森県の定置網では10月14日に100個体(傘径50~100cm)、18日にも100個体(傘径100cm以上)の入網があり、漁獲物が出荷できなくなる漁業被害が報告されています。

■ 本県の今年10月26日までの大型クラゲ入網報告個体数は6,446個体(定置網で3,470個体、底びき網で2,976個体)で、白山丸の調査でも4個体を確認しました。2018年の13個体、2019年の22個体、2020年の2,699個体と比べると多いものの、大量出現した2006年の46,960個体、2007年の14,623個体、2009年の256,031個体(いずれも10月26日までの合計)と比べると少ない状況です。今後、大量入網する可能性は低い見込みですが、入網は現在も続いていますので、引き続き注意してください。

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