■ スルメイカの資源状況を調べるため、6月中旬~7月中旬にかけて、日本海側道県研究機関と水産研究・教育機構の試験船が共同してスルメイカ漁場一斉調査を行っています。
■ 石川県水産総合センターの調査船白山丸は6月20~21日および6月30日~7月3日に能登半島沖~大和堆周辺海域(日本海中央部)の定点でイカ釣り調査を行いました。スルメイカの分布密度の指標であるCPUE(釣機1台1時間当たりの漁獲尾数)は0.00~14.30尾でした。 全調査点の平均CPUEは3.10尾と、前年(0.06尾)を上回ったものの過去5年平均(8.23尾)を下回っており、同期間の日本海中央部におけるスルメイカの分布量は低水準であったと考えられます。本調査で漁獲したスルメイカの外套長(魚体サイズの指標)の平均値は14.7cmで、魚体は前年(18.1cm)および過去5年平均(17.9cm)よりも小さく、例年、比較的多く漁獲される外套長20cm前後の個体はほとんど分布していませんでした。
■ 7月下旬に水産研究・教育機構から漁場一斉調査の全体結果と8~12月の漁況の見通しをまとめた「日本海スルメイカ長期予報」が公表されます。本情報でもその概要をお知らせする予定です。
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