■ 調査船白山丸は10月13日から20日に山陰沖から日本海中央部(大和堆周辺)でイカ釣り調査を行いました。スルメイカの分布密度の指標であるCPUE(釣機1台1時間当たりの漁獲尾数)は0.4~21.5尾であり、日本海中央部のうち大和堆南東部(操業日10月19日)では比較的多く分布していました。日本海中央部の平均CPUEは9.5尾であり、前年(13.2尾)および過去5年平均(11.8尾)を下回りました。定点調査ではないため厳密に比較できませんが、今年10月の日本海中央部のスルメイカの分布量は前年および過去5年平均を下回っていると考えられます。本調査のスルメイカの外套長(魚体サイズの指標)の平均値は22.2cmであり、前年(21.1cm)および過去5年平均(21.3cm)よりやや大きめでした。なお、今年度の白山丸によるスルメイカ漁場調査は今航海で終了となります。
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