■ スルメイカには秋生まれ群と冬生まれ群があり、冬に定置網で漁獲されるスルメイカは主に冬生まれ群です。定置網による水揚量は年変動が大きく、これには水温が関係しています。
■ 過去21年間の1~3月の水揚量と1月の50m深水温の関係を調べたところ、能登半島北沖の平均水温が低いほど、水揚量が多い傾向がみられました。海況数値モデル(水産研究・教育機構)によると、来年1月の能登沖の50m深平均水温は過去5年平均を下回ると予測されています。
■ 過去21年間の1~3月の水揚量と1月の50m深水温の関係から、来年1~3月の定置網による水揚量を予測したところ、362トンと見積もられ、前年(162トン)を上回り、過去5年平均(338トン)並みになると予想されます。
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