■ 水産研究・教育機構と漁業情報サービスセンターが9月19日までに発表した大型クラゲに関する情報は以下のとおりです。
日本海 日本海側では長崎県から青森県、太平洋側では青森県から宮城県で大型クラゲの入網が確認されています。日本海側においては、定置網では、1網当たりの入網数はほとんどの場合数個体から数十個体ですが、島根県、兵庫県、京都府、石川県では多い日には100~200個体の入網が確認されています。また、底曳網では、1網当たりの入網数は概ね数個体から数十個体ですが、島根県では数百個体、京都府では100個体に達する入網も確認されています。体サイズについては、小さい個体では傘径20cm程度ですが、大きい個体では傘径120cmに達するものも報告されています。
対馬海峡 水産研究・教育機構が行ったフェリーによる博多・釜山間の目視調査では、7月2日に2,729個体が確認され、2009年以来15年ぶりに調査1回当たりの目視数が2,000個体を越えました。しかし、それ以降の調査では目視数が減少傾向となり、9月3日と9月18日の調査では大型クラゲは確認されませんでした。このことから、大型クラゲの日本海への流入はほぼ収束しているものと考えられます。
■ 山陰沿岸を中心に大型クラゲの大量出現が続いていることから、本県の定置網や底曳網では今後も入網が続くと考えられ、引き続き注意が必要です。
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