■ 石川県周辺の海面水温 5月9日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は13~15℃台であり、過去5年平均との差は-1.5~-0.5℃程度でした。
■ 沿岸観測ブイの水温 今期の水温は13.2~14.7℃で、前年同時期との差は-1.3~-0.4℃、過去5年平均との差は-0.9~-0.2℃でした。
■ 港内の水温 今期の水温は14.1~15.9℃で、前年同時期との差は-1.2~-0.2℃、過去5年平均との差は-1.6~-0.4℃でした。
■ 石川県周辺の海面水温 5月9日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は13~15℃台であり、過去5年平均との差は-1.5~-0.5℃程度でした。
■ 沿岸観測ブイの水温 今期の水温は13.2~14.7℃で、前年同時期との差は-1.3~-0.4℃、過去5年平均との差は-0.9~-0.2℃でした。
■ 港内の水温 今期の水温は14.1~15.9℃で、前年同時期との差は-1.2~-0.2℃、過去5年平均との差は-1.6~-0.4℃でした。
■ 石川県沿岸には5~8月にスルメイカが来遊します。過去の小型イカ釣り漁船の1日1隻当たり水揚箱数(CPUE)、水温分布、並びに前年のスルメイカ孵化幼生分布量を要素として、今年の5~8月の来遊状況の予測を行いました。
■ それぞれの要素について過去のデータを用いて関係を解析したところ、5月中旬の佐渡島西方沿岸と能登半島北方沖合の50m深水温が低いほどCPUEが高い傾向がみられました。これは、春以降の水温上昇とともに能登半島周辺まで北上したスルメイカが冷水に進路を阻まれて滞留することで、本県沿岸に漁場が長期間形成されるためと考えられます。また、孵化幼生分布量が極端に少ないと翌年のCPUEは低くなる傾向がみられました。
■ 今年については、海況数値モデルによると、5月中旬の50m深水温は、佐渡島西方沿岸で平年より低く、能登半島北方沖合で平年より高いと推定されています。一方、水産研究・教育機構が実施した調査によると、昨年の孵化幼生分布量は平年を下回りました。これらの状況から判断して、今期のスルメイカの来遊量は平年を下回ると考えられます。なお、今年5月1日から23日までのCPUEは過去20年平均を下回って推移しており、今年同期間の水揚箱数(5,974箱)も過去20年平均(128,210箱)を下回っています。
■ 定置網 マイワシ・カタクチイワシ・サワラ・サゴシ・サバは前年を上回り、スルメイカは前年を下回りました。
■ まき網 サバ・マイワシは前年を上回りました。
■ 底びき網・ごち網 フグ類は前年を上回り、アカガレイ・アマエビは前年並み、ニギスは前年を下回りました。
■ 刺網・釣り・その他 ベニズワイガニは前年並みでした。