2009年11月19日木曜日

市場調査日誌 ハクセイハギ

(標準和名)ハクセイハギ

平成21年11月18日、能登町市場で確認(全長25 cm)。

市場調査日誌 ハクセイハギ
平成21年11月18日、宇出津港の定置網で見慣れないカワハギが水揚げされていました。 これは、「ハクセイハギ(フグ目カワハギ科)」という魚です。
体はやや長く、側扁する。第1背ビレ棘が長くて強く、眼の上方にある。尾の付け根には2対の大きな棘があることが特徴です。体色は淡灰色または淡褐色の地色に白色斑点が散在し、さらに小黒色点がまばらについています。
本種は、相模湾以南、インド洋・西太平洋域に分布する暖海性の魚です。幼魚は流れ藻(も)につき、成長するとサンゴ礁域に生息するようになるそうです。幼魚期に流れ藻と一緒に対馬暖流に乗って日本海を北上し、はるばる本県沿岸に到達したのかもしれません。
沖縄では食用となっているようです。

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