・集計期間 : 平成20年漁期(平成20年7月〜21年6月)
・集計対象港と漁業種類 : 石川県主要港の沖合底びき網漁業と小型底びき網第一種漁業
(橋立港・金沢港・富来港・輪島港・蛸島港・鵜飼港・松波港・宇出津港地区)
石川県内主要港における平成20年漁期の総水揚げ量は5,389トンで、平年(過去10年の平均)の89%、前年の75%でした(図1)。
燃油高騰対策のため操業日数が減少したことなどにより、総水揚げ量は過去10年間で最も少ない値となりました。
2 水揚げ金額
総水揚げ金額は36億4千万円で、平年の88%、前年の91%でした(図1)。
平成14年漁期以降、横這いで推移しており、平成7年漁期の60%程度の水準となっています。
年間延べ出漁回数は11,255回で、平年の80%、前年の84%でした(図2)。
操業隻数の減少が続いていることに加え、橋立港・金沢港・輪島港などで、燃油消費量を削減するため休漁等の取り組みが行われたことにより、前年をかなり下回りました。
4 出漁1回当たりの水揚げ金額
出漁1回当たりの平均水揚げ金額は32万円で、平年の110%、前年の108%でした(図2)。平成13年漁期まで減少傾向が続いていましたが、その後はやや上向きで推移しています。
県内産地価格の推移について、平成7年漁期を100とした産地物価指数でみる
と、平成20年漁期は75で前年並みでしたが(図3)、過去10年間では低下傾向に
あります。
景気は平成19年漁期の後半から後退期に入っており、産地価格への影響が懸念さ
れます。
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