(標準和名)クロホシマンジュウダイ
平成21年12月9日、能都町市場で確認(全長27cm)。
市場調査日誌 クロホシマンジュウダイ
平成21年12月9日、宇出津港の小型定置網で見慣れない魚が水揚げされていました。これは、「クロホシマンジュウダイ(スズキ目クロホシマンジュウダイ科)」という魚です。本県で見られるのは稀のようです。
体は高く、厚みが少ない体形で、おちょぼ口。側線は尾ビレまで達するのが特徴です。また、体色は淡い褐色の地色に黒い斑点が散らばっています。この斑点は、成長とともに小さくなり数が増えるようです。各ヒレの棘は強く、これに刺されるとひど く痛むので要注意。
本種は、和歌山県以南;〜インド洋・太平洋域に分布する暖海性の魚です。幼魚は夏〜秋期に汽〜淡水域に出現し、成魚はやや濁った内湾域にすんでいます。食性は広く、小魚、エビ類などの小動物から海藻類までを好んで食べます。
刺身、塩焼、ムニエル、唐揚げでおいしく頂けるようです。
最後に、写真を提供いただいた県漁協能都支所の皆様に感謝申し上げます。
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