平成21年12月17日、能登町市場で確認(全長21cm)。
市場調査日誌 ヒゲソリダイ
平成21年12月17日、宇出津港の定置網で見慣れない魚が水揚げされていました。 これは、「ヒゲソリダイ(スズキ目イサキ科)」という魚です。本県の外浦海域では、しばしばみられる魚ですが、内浦海域では見る機会が少ないようです。
体は高く、厚みが少ない体形で、口先はやや突出。体色は暗い灰色で、暗い色の斜めの帯が2本あります。下あご先端のひげは短いか、あるいはほとんど見えなくなっています。また、上あごの唇に鱗があることが特徴です。近縁種に「ヒゲダイ」という魚がいますが、こちらは下あごにひげがあり、簡単に区別することができます。
本種は、南日本;朝鮮半島南部・東シナ海・台湾に分布する暖海性の魚で、沿岸の砂泥底に生息しています。
刺身、塩焼き、煮つけでおいしく食べられます。
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