2010年7月30日金曜日

スルメイカの資源状況と漁況の見通し(8〜12月) その1

1.日本海におけるスルメイカの資源状況
 日本海スルメイカ漁場一斉調査が6月中旬から7月上旬に行われました。この調査は
石川県の調査船白山丸の他、鳥取県から北海道の研究機関の調査船8隻が共同してス
ルメイカの分布量を調査するもので、我が国水域の合計56点でイカ釣り調査を行いま
した。全調査点のイカ釣り機1台1時間当たりの釣獲尾数(CPUE)の平均値が資源量の
指標となります。今年の平均CPUEは14.59尾であり、昨年(18.24尾)の80%、近年平
均(16.50尾)の88%でした(図1)。従って、今年のスルメイカの資源量は昨年および
近年平均より少ないと判断されます。

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