県内主要港における7月1日〜8月20日までのコゾクラ(ブリのうち500gサ
イズ以下の銘柄)漁獲量は78トンで、前年および過去5か年平均を下回る水準で推
移しています。(前年比72%・過去5か年平均比41%)。
(社)全国海水養魚協会発行のモジャコ情報によると、西日本におけるモジャコの採
捕状況は、九州西岸(鹿児島県、熊本県、佐賀県、長崎県)では「堅調」でしたが、
日本海沿岸(山口県、兵庫県)では「低調」に終わりました。
県内の漁況および西日本のモジャコの採捕状況から、コゾクラの来遊はやや遅れて
いるものと考えられますが、石川県沿岸では初漁期(7月)の漁獲量が少ない年は、盛
漁期(10月以降)の漁獲量が多くなる傾向がみられます。今年7月のコゾクラ漁獲
量は3トンで、過去の漁獲量から計算した相関関係から、10月以降のフクラギ漁獲
量は過去5か年平均を上回ることが予想されます。