現在、日本海側道県および独立行政法人水産総合研究センターが共同してスルメイカ漁場一斉調査を実施しており、本県の調査船白山丸は6月15日から22日に能登半島沖から大和堆付近でイカ釣り試験操業を行いました。
スルメイカの分布密度の指標であるCPUE(釣機1台1時間当たりの漁獲尾数)の平均値は18.1尾であり、過去3ヵ年平均(28.3尾)および昨年(25.1尾)の値を下回りました。CPUEは大和堆の西側で高く、東側で低い傾向にありました。魚体サイズは、外套長20㎝以上の個体の分布割合が過去3年に比べて低く、魚体はやや小さい傾向にありました。これらの結果から、今年はスルメイカの成長、北上が共に遅れているものと考えられます。
他道県調査船を含む漁場一斉調査の総合結果については、7月下旬に独立行政法人水産総合研究センターから公表される予定ですので、本情報でもその概要をお知らせします。
(海洋資源部 四方崇文)
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