石川県沿岸で大型クラゲの来遊が確認されました。
8月28日に羽咋・高松沖でまき網に4個体が入網しました。また、舳倉島では1個体(80cm)が目視されました。これらは、石川県沿岸での今季の初確認情報です。
29日には志賀沖でまき網に3個体、高松沖でごち網に2個体(50cm)、門前定置で1個体(60cm)の入網が確認されました。
23日には京都府(伊根の定置網で2個体)、26日には福井県(南越前町の定置網で1個体)で出現が確認されており、沿岸での分布域の東端は現在石川県付近にあると考えられます。
一方、最近2週間の出現動向をみると、対馬の定置網で1~6個体(100cm前後)、対馬東方海域の底びき網で曳網あたり最大17個体(50~100cm)、島根、鳥取、京都、福井の一部の定置網で1~4個体(30~80cm)の入網が報告されています。
大和堆で操業した沖底船で大型クラゲの入網が報告されたことや、鳥取県が21日に隠岐諸島で実施したトロール調査で、曳網あたり最大8個体(50~80cm)が入網したことなどから、沖合域にも一定量のクラゲの分布があると推測され、底びき網の解禁とともに沖合漁場での大型クラゲの入網が見込まれます。
引き続き大型クラゲの動向に十分に注意願います。
0 件のコメント:
コメントを投稿