今年生まれたブリの幼魚(0歳魚)は、石川県では7月頃からボウズ(アオコ)やコゾクラ(ツバス)と呼ばれるサイズで定置網に入網し始め、9月にはフクラギと呼ばれるサイズに成長します。今年の県内主要10港の定置網による水揚量は、漁期当初(7~8月)には平年並みからやや少なめでしたが、9月中旬以降、外浦海域を主体に比較的好調であり、7~9月の累計は349トン(速報値)で過去10年平均(328トン)の106%となっています。
ブリの幼魚については、7月の水揚量が少ない年は10~3月の水揚量が多くなるという関係がみられます。この関係に今年7月の水揚量の20トンを当てはめると、10月~来年3月の水揚量は490トンと見積もられます。水温など今後の海況により変動する可能性もありますが、最終的には過去10年平均(468トン)並みの水揚量になると予想されます。
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