10月15日06時の気象庁情報によれば、大型で強い勢力の台風26号は北東に向けて速度を上げ、16日に関東付近に接近する予想です。関東付近での勢力は、中心気圧955hPa,中心付近の最大風速35m/sと予想されています。
これに伴い、石川県沿岸では15日夜から16日にかけて北東から北寄りの風が非常に強まり、舳倉島では北東~北北東18~22m/sが予想されています。
1991年以降、舳倉島で20m/sを超える北東風が観測されたケースは、僅か6件と少なく、10月に観測された1事例は、平成16年の台風23号のケースが該当します。
平成16年の台風23号は、図中点線の経路をたどり、舳倉島で最大23m/sの強い北東風が観測され石川県沿岸は大時化となりました。内浦沿岸では舳倉島での最大風速の観測から約20時間後に1.6ノットの下り潮が観測されました。
この台風による時化と急潮により内浦・外浦両海域で多数の定置網に甚大な被害が発生しました(被害額推定1.5憶円)。
台風26号による時化と急潮に厳重な警戒が必要です。台風は進行速度が速いため今後の気象情報に注意して天候の急変に十分な警戒を払い、網を撤
去するなどの防災対策を実施してください。
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