2013年10月18日金曜日

大型クラゲ情報 (期間:9月24日~10月15日)

調査船白山丸は、9月24~25日に禄剛埼沖から金沢沖の海域で大型クラゲの分布量調査を実施しました。航行中、目視確認した大型クラゲは1個体のみでした。表層トロール網による採集調査を8カ所で実施しましたが、大型クラゲの入網はありませんでした。

県内では、10月以降、底びき網で1曳網当たり1~5個体、外浦の定置網で1日1ヶ統当たり最大10個体程度の入網が続いています。

独立行政法人水産総合研究センターが9月21~25日に国際フェリーで実施した目視調査によると、黄海および対馬海峡西水道における大型クラゲの出現量は、前年同時期よりも少なく、日本沿岸で大型クラゲの出現が少なかった2008・2010・2011年と同水準でした。

10月以降の大型クラゲの分布域は京都府から岩手県および北海道の沿岸に広がっていますが、出現量が多い海域は日本海西部沿岸から日本北部沿岸へと移りつつあります。現在、日本海西部沿岸で出現量の増加は確認されていませんが、引き続き、出現動向に注意願います。

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