10月22日に能登町の定置網で体重3.4kgのマスノスケ(写真)が漁獲されました。英名キングサーモンの名が示すとおり、本種はサケマス類で最大の種であり、体長147cm(体重57kg)にも達した記録があります。今回漁獲された個体はまだ若く小型のものといえます。アジアでは主にカムチャッカ半島の河川で生まれ、日本周辺では春から初夏にかけて北海道・東北の太平洋側沿岸を回遊します。日本海でもごく稀に漁獲され、福井県若狭湾が採捕記録の南限となっています。石川県では、1999年3月以来の採捕記録となりますが、秋季の採捕は今回が初めてです。現在は日本産のサケの回帰時期であり、それらの群れに混じって回遊してきたのかもしれません。
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